2011年 03月 28日
大富教会 伊東信吉兄より
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連盟諸教会・伝道所のみなさま
主の御名を賛美いたします。
地震発生後、多くの主にある兄弟姉妹よりお祈り、励ましの言葉をいただき、感謝いたします。
更に連盟はじめ各方面から救援物資を直接お届けくださりありがとうございます。
先日は山形県酒田市の酒田のぞみキリスト教会から救援の品々をいただきました。藤井牧師のご家族が大富教会の子どもの多い家族を思い浮かべながら、救援物資の仕分けをしてくださり、私に託してくださいました。(写真)
この中にはアメリカテキサス州のアーリントンバプテスト教会からの募金による救援物資も含まれていると伺いました。宅急便が復旧しない時でしたので、直接教会員のお宅に届けたところ、夜分遅い時間でしたが、教会員の子ども達も玄関先まで出てきて、嬉しそうに救援物資を受け取っていました。
先週、仙台市内でも最も被害の大きかった若林区の荒浜地区に行ってきました。荒浜は仙台市内でも唯一海水浴が出来るところで、夏は海水浴客でにぎわいます。仙台市内の海沿いを南北に縦断する東部自動車道までは、地震で塀や屋根が壊れた家が目立つ程度でしたが、東部自動車道を超えると、それまでの光景とは一転し、まるで別世界の様相を呈していました。若林消防署長のA兄(仙台教会員)から事前に話は聞いていたものの、自然の力にただただ驚き、このがれきの中に未だ多くの方の遺体が残されていることを思う時に、とめどなく涙があふれてきました。
この地域では、いまだに警察や自衛隊そして消防隊による捜索活動が続けられており、一般の方は入ることができません。私の職場に被災された方がおり、その方の家の片づけを手伝うために検問所を通していただきました。家の中は1メートル以上も浸水した跡があり、流れてきた家屋や材木、ゴミが家に突き刺さるような格好で、とても人の力で片づけることのできるような状態ではありませんでした。(写真)それでも、全ての畳を家屋の外に出したり、15センチ以上積もった泥を外に運び出したりの作業をしてきました。翌日小学校の卒業式を控えているお嬢さんが涙をこらえながら黙々と泥運びをしている様子を目の当たりにし、熱いものがこみ上げてきました。
このようなボランティアのニーズはあるものの、まだ誰でもその地域に入れるわけではないので、家族を中心に細々と復旧作業をしているというのが現状です。
多くの方から支援のお申し出をいただきありがとうございます。昨晩から加藤常務理事、そしてジョージア州アトランタのノークロス教会から酒巻先生が大富を訪問して下さり、今後の救援活動のための調査をして下さっています。加藤常務理事は、阪神淡路大震災の復旧支援の経験がお有りですから良いアドバイスがいただけることと思います。明日は宣教団の方々が京都から大富に来られると伺いました。
連盟を窓口とした救援活動に期待するとともに、被災地にあって、被災者としてではなく、困っておられる方に手を差し伸べる立場で、地元復興のために用いられたいと願っています。
大富教会 伊東信吉
主の御名を賛美いたします。
地震発生後、多くの主にある兄弟姉妹よりお祈り、励ましの言葉をいただき、感謝いたします。
更に連盟はじめ各方面から救援物資を直接お届けくださりありがとうございます。
先日は山形県酒田市の酒田のぞみキリスト教会から救援の品々をいただきました。藤井牧師のご家族が大富教会の子どもの多い家族を思い浮かべながら、救援物資の仕分けをしてくださり、私に託してくださいました。(写真)
この中にはアメリカテキサス州のアーリントンバプテスト教会からの募金による救援物資も含まれていると伺いました。宅急便が復旧しない時でしたので、直接教会員のお宅に届けたところ、夜分遅い時間でしたが、教会員の子ども達も玄関先まで出てきて、嬉しそうに救援物資を受け取っていました。
先週、仙台市内でも最も被害の大きかった若林区の荒浜地区に行ってきました。荒浜は仙台市内でも唯一海水浴が出来るところで、夏は海水浴客でにぎわいます。仙台市内の海沿いを南北に縦断する東部自動車道までは、地震で塀や屋根が壊れた家が目立つ程度でしたが、東部自動車道を超えると、それまでの光景とは一転し、まるで別世界の様相を呈していました。若林消防署長のA兄(仙台教会員)から事前に話は聞いていたものの、自然の力にただただ驚き、このがれきの中に未だ多くの方の遺体が残されていることを思う時に、とめどなく涙があふれてきました。
この地域では、いまだに警察や自衛隊そして消防隊による捜索活動が続けられており、一般の方は入ることができません。私の職場に被災された方がおり、その方の家の片づけを手伝うために検問所を通していただきました。家の中は1メートル以上も浸水した跡があり、流れてきた家屋や材木、ゴミが家に突き刺さるような格好で、とても人の力で片づけることのできるような状態ではありませんでした。(写真)それでも、全ての畳を家屋の外に出したり、15センチ以上積もった泥を外に運び出したりの作業をしてきました。翌日小学校の卒業式を控えているお嬢さんが涙をこらえながら黙々と泥運びをしている様子を目の当たりにし、熱いものがこみ上げてきました。
このようなボランティアのニーズはあるものの、まだ誰でもその地域に入れるわけではないので、家族を中心に細々と復旧作業をしているというのが現状です。
多くの方から支援のお申し出をいただきありがとうございます。昨晩から加藤常務理事、そしてジョージア州アトランタのノークロス教会から酒巻先生が大富を訪問して下さり、今後の救援活動のための調査をして下さっています。加藤常務理事は、阪神淡路大震災の復旧支援の経験がお有りですから良いアドバイスがいただけることと思います。明日は宣教団の方々が京都から大富に来られると伺いました。
連盟を窓口とした救援活動に期待するとともに、被災地にあって、被災者としてではなく、困っておられる方に手を差し伸べる立場で、地元復興のために用いられたいと願っています。
大富教会 伊東信吉
by bapren
| 2011-03-28 16:18
| 被災地にある諸教会より