2011年 09月 02日
お絵かき支援報告
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8月18,19日の2日間、私は岩手県大槌町、釜石市において、被災した子供たちにクレパスをプレゼントし、絵を描く時間を共にするボランティア活動をしてきました。以下、簡単に報告します。
私が参加したのは、遠野まごころネットにおいて参加者を募集していたボランティア活動の一つである、「お絵描き隊」と呼ばれるものでした。活動内容としては、午前中に被災した児童がいる保育園に赴き、プレゼントした新品のクレパスと画用紙を用いたお絵描きや絵本の読み聞かせをし、午後は小学校の学童に赴き子供たちと触れ合う時間を持つ、といったものです。
(釜石の保育園において、遠野まごころネットのスタッフが絵本の読み聞かせをしている場面)
私は2日間の活動において、2か所の保育園と1か所の学童に行く機会が与えられました。そして足を運んだすべての場所において、親を亡くし、家を流された子供たちと触れ合う経験をしました。私が接した被災した児童の中には、全く絵を描くことができない子供や、周りの被災していない児童が原色のクレパスを用いて花火大会などの明るく楽しい絵を描いている中で、「つなみがザブーン」と呟きながら、黒のクレヨンで画用紙を塗りつぶしていく子供など、様々な子供がいました。しかし全ての子供に共通していたのは、体にまとわりついてきたりずっと手を繋いでいようとしたりするなど、身体的な接触を強く求めていることであったように思います。
(釜石の学童において子供たちと触れ合う連盟ボランティア)
心に深い傷を負った子供を目の前にしたとき何も言葉をかけることができず、「また来る?」という子供からの問いに対しても曖昧にごまかすことしかできない経験は、余りにも無力な自分を痛感させられるものでした。何か自分にもしてあげられることがあるはず、と息巻いていた自分が情けなく、怒りすら感じました。
しかしだからこそ、私にはイェスキリストの必要が強く感じられました。「自分が」伴うのではなく、イェスキリストが傷ついた者の横にどこまでも居続けてくださること。そのことがどれだけの恵みであり、必要なことであるのかを強く示された経験であったように思います。
このことをしっかりと覚えながら、祈りつつ被災地との関わりを持っていきたいと思います。
(南小倉バプテスト教会/大保直道)
※遠野まごころネットのウェブサイトでも記事として掲載されています。 ⇒ クリック
私が参加したのは、遠野まごころネットにおいて参加者を募集していたボランティア活動の一つである、「お絵描き隊」と呼ばれるものでした。活動内容としては、午前中に被災した児童がいる保育園に赴き、プレゼントした新品のクレパスと画用紙を用いたお絵描きや絵本の読み聞かせをし、午後は小学校の学童に赴き子供たちと触れ合う時間を持つ、といったものです。
(釜石の保育園において、遠野まごころネットのスタッフが絵本の読み聞かせをしている場面)
私は2日間の活動において、2か所の保育園と1か所の学童に行く機会が与えられました。そして足を運んだすべての場所において、親を亡くし、家を流された子供たちと触れ合う経験をしました。私が接した被災した児童の中には、全く絵を描くことができない子供や、周りの被災していない児童が原色のクレパスを用いて花火大会などの明るく楽しい絵を描いている中で、「つなみがザブーン」と呟きながら、黒のクレヨンで画用紙を塗りつぶしていく子供など、様々な子供がいました。しかし全ての子供に共通していたのは、体にまとわりついてきたりずっと手を繋いでいようとしたりするなど、身体的な接触を強く求めていることであったように思います。
(釜石の学童において子供たちと触れ合う連盟ボランティア)
心に深い傷を負った子供を目の前にしたとき何も言葉をかけることができず、「また来る?」という子供からの問いに対しても曖昧にごまかすことしかできない経験は、余りにも無力な自分を痛感させられるものでした。何か自分にもしてあげられることがあるはず、と息巻いていた自分が情けなく、怒りすら感じました。
しかしだからこそ、私にはイェスキリストの必要が強く感じられました。「自分が」伴うのではなく、イェスキリストが傷ついた者の横にどこまでも居続けてくださること。そのことがどれだけの恵みであり、必要なことであるのかを強く示された経験であったように思います。
このことをしっかりと覚えながら、祈りつつ被災地との関わりを持っていきたいと思います。
(南小倉バプテスト教会/大保直道)
※遠野まごころネットのウェブサイトでも記事として掲載されています。 ⇒ クリック
by bapren
| 2011-09-02 18:58
| 支援の動き