2011年 03月 27日
北関東地方連合の働きから抜粋(現在の活動状況を知って頂くために)
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現在、どのようなかたちで、地方連合の働きが行われているかを知っていただくために、北関東地方連合・安藤氏から関係者に発信されたメール内容を抜粋して、記載いたします。被災地および避難所とのやりとりを知っていただくことを通して、現在の働きについてご理解いただき、祈りにおぼえていただけたらと思いまして、記載いたします。(転載許諾済み)
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本日、明日の訪問先である石巻市立A小学校に避難中で、とりまとめをされているB様から安藤宛に電話を頂きました。直前になりましたが、避難所の状況が分かりましたので、連絡致します。
①電力
小学校周辺では通電し始めたのに、なぜ小学校が停電なのかが分かりませんでした。実態は、1階に設置していた小学校のキュービクル(高圧受電施設)が破損し、交換するまで停電は続くということでした。
このことから、同避難所では発電機が必要で、貸与した発電機で2階・3階の夜間照明ができていて重宝しているということのようです。貸与した灯光器の電球切れがあったため、明日新たな灯光器を提供する旨連絡しました。
また、発電機の容量不足で1階の夜間照明ができないとのこと。新たに追加発電機を29日の便で送る旨連絡しました。さらに、バプテスト宣教団から追加ガソリンランタンを多数提供できるメドがつき、それらも29日に提供する旨連絡しました。現在提供中のランタンの芯は明日届けると連絡しました。想定していた暖房も必要にも関わらず、夜間の照明の方が避難所には切実なのだと初めて分かりました。
②ガソリン
発電機用に提供したガソリンの残量を聞きました。これまで53リットル提供し、残量15リットルです。明日、ガソリン携行缶に途中で給油して提供願います。29日の車にもガソリン携行缶を積んで頂き、二日間で40リットルを追加供給します。今後小学校に通電再開されるまで、発電機2台分とガソリンランタン分の燃料の供給が必要です。
③衣服
前回以降に行政当局から衣服の供与があったようです。但し、男性用衣類など不足は解消されていないとも伺いました。明日の提供衣類と宣教団提供の下着は一旦荷卸しを行い、避難所の方に好きな物を取って頂く方式を提案しました。
私の考えでは明日は避難所に預けて引き揚げ、後日再度残った衣類を回収する方法が良いのではないかと思います。避難所の方と相談下さい。場合によっては受け取れないとの判断が出る可能性もあり得ます。その場合、他の避難所(連盟で別の避難所の案件が複数出てきました)へ転送します。
③暖房
暖房機は電気を使うため、A小学校では使用できていません。暖房は必要なので、電気を使わない(昔ながらの)自燃式ストーブの貸出を教会を通じて募集しようと考えています。前回提供の灯油は暖房機を使っていないので消費していないと聞きました。但し、自燃式ストーブを入れた後に必要となるので、今回提供分は置いてきて頂いて結構です。
④状況変化による提供中断物資
小学校に赤十字のチームが入り、衛生材を提供したそうです。従って、物資の中にあるうがい薬は別の避難所へ転送することにします。延長コードも行政当局から提供があったようです。今回のコードは他の避難所へ転送します。
エアベットは前回少数すぎたのと、ツインやダブルサイズが含まれていて、狭い教室にたくさんの方が寝ている環境では使いにくいかなと思っています。今後持参するものはシングルサイズですので、前回の物より場所は取りません。避難所の反応を聞いてみて下さい。前回提供した物資で不要なもの、使われていない物は避難所の方と相談して回収して下さい。他の避難所へ転送します。
by bapren
| 2011-03-27 11:16
| 北関東地方連合より